カラフル 放課後等デイサービス・日中一時支援

皆さん、こんにちは。
デジタル格差、という言葉を聞いたことはあるでしょうか。
「インターネットやパソコン等の情報通信技術を利用できる者と利用できない者との間に生じる格差」のことを指します。
今回は、日本における子どもたちのデジタル格差と、そによる弊害について取り上げていきます。

なぜ、デジタル格差は生まれるのか

デジタル格差はどのようにして生まれるのでしょうか?
経済的な要素や地理的な要素、教育機関の環境などが影響を与えると言われています。
また、障がい児(者)においても、以下のような制約によってデジタル格差は生まれています。
身体の制約や視覚の問題、知的障がいや学習障がいなどが障がい児のデジタルアクセスを困難にします。
特に、障がい児(者)においてもデジタル格差が生まれ易いと考えます。

デジタル格差の弊害

ではデジタル格差が生み出す弊害とは何でしょう。
これらを分解して見ていきます。
教育機会の不平等
デジタル格差が存在すると、一部の子どもたちはデジタル技術を活用した学習や情報アクセスの機会に制約を抱えることになります。高速インターネット環境や適切なデジタルデバイスへのアクセスが制限されることで、学習の機会や情報の取得において不平等が生じます。
社会参加の制約
デジタル技術は現代社会で重要な役割を果たしています。
デジタル格差が存在すると、一部の子どもたちはデジタルスキルや情報リテラシーの習得が困難となり、社会参加の機会が制限されます。
デジタル社会において情報やコミュニケーションがデジタルツールを介して行われる現状において、デジタル格差は社会的な包摂の妨げとなります。
就職やキャリアの不利
デジタル技術の進歩により、デジタルスキルはますます重要な要素となっています。
デジタル格差が存在すると、デジタルスキルの習得が困難な子どもたちは、将来の就職やキャリアにおいて不利な状況に置かれる可能性があります。
デジタル技術が社会的な包摂の一環となっている現代社会において、デジタル格差は社会的な機会均等を阻害する要因となります。
情報格差の拡大
デジタル格差が存在すると、情報の取得においても格差が広がる傾向があります。デジタル技術を活用した情報発信や情報収集が制限されることで、特定の情報にアクセスできる子どもたちとできない子どもたちとの間に情報格差が生じます。情報格差の拡大は、社会的な不平等をさらに深める可能性があります。

これらの弊害からも明らかなように、デジタル格差は子どもたちの成長や将来に大きな影響を及ぼす問題です。そのため、デジタル格差の解消と公平なデジタル環境の実現に向けた取り組みが重要となります。

ギガスクール構想やiCT教材が与えるデジタル格差への影響

さて、日本政府は「ギガスクール構想」を推進しています。
ギガスクール構想では、全国の学校に高速インターネット環境を整備し、デジタル教育の普及を図っています。これにより、地理的な制約や経済的な問題によるデジタル格差を縮小し、全ての子どもたちが公平な条件でデジタル教育に参加できるようにすることが目標です。

また、iCT教材も障がい児(者)へのデジタル支援の重要な要素です。iCT教材は、デジタル技術を活用した学習教材であり、障がい児(者)のニーズに合わせたアクセシビリティが考慮されています。視覚的な情報を音声化したり、操作性を向上させたりするなどの工夫がなされています。
カラフルスクールでは、iCT教材を活用して支援をしております。

まとめ

ギガスクール構想とiCT教材の取り組みによって、デジタル格差の解消と障がい児へのデジタル支援が進んでいます。カラフルスクールでは、障がい児(者)の可能性を最大限に引き出すために、デジタル技術を活用した支援を提供していきます。
今後も、障がい児(者)がデジタル社会においても自立し、充実した生活を送るための支援に取り組んでいきます。

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