Roblox Studioで広がる、ゲーム制作とプログラミングの学び

公開日:2023年6月16日
更新日:2026年8月17日
子どもたちに人気のゲームプラットフォーム「Roblox」。
Robloxには、世界中の人が作ったゲームを楽しむだけでなく、自分でゲームや3D空間を作れる「Roblox Studio」という制作ツールがあります。
自分で考えたステージを作る。キャラクターの動きを決める。友だちに遊んでもらい、もっと面白くなるように改良する。
Roblox Studioは、子どもの「ゲームが好き」という気持ちを、ゲーム制作やプログラミングへ広げられるツールです。
ゲームを「遊ぶ側」から「作る側」へ
いつも遊んでいるゲームも、作る側から見ると、さまざまな工夫の組み合わせでできています。
- どのような世界にするのか
- 何をするとクリアになるのか
- どこを難しくするのか
- プレイヤーをどのように楽しませるのか
- キャラクターやアイテムをどう動かすのか
ゲーム制作では、こうしたことを一つずつ自分で決めていきます。
ゲームが好きなお子さまにとって、身近な「好き」から制作を始められることは大きな魅力です。
完成したものを遊ぶだけだった子が、「自分ならこんなゲームを作りたい」と考え始める。その変化が、新しい興味や得意なことを発見するきっかけになります。
浦安でゲーム制作やデジタル創作に取り組める「カラフル ゲームデザインラボ」では、子どもたちの「作ってみたい」を作品へ変える活動を行っています。
Roblox Studioでは何が作れる?

Roblox Studioでは、ブロックやパーツを組み合わせながら、立体的なステージやゲームを制作できます。
たとえば、次のような作品です。
- 障害物を避けながらゴールを目指すゲーム
- オリジナルの街や建物
- アイテムを集めて得点を競うゲーム
- 自分で考えた物語を体験できる世界
- 友だちと一緒に遊べるゲーム
背景、建物、地形、キャラクター、音、ゲームのルールなどを組み合わせることで、自分のアイデアを一つの作品にできます。
さらに「Luau」というプログラミング言語を使うと、
- キャラクターが触れたら色が変わる
- ボタンを押すとドアが開く
- アイテムを取ると得点が増える
- 制限時間になるとゲームが終了する
といった動きや仕組みも作れます。
最初はパーツを置くことから始め、慣れてきたら簡単なプログラムを加えるなど、経験に合わせて制作を広げられます。
Roblox Studioで経験できる5つのこと
1.アイデアを形にする
「空に浮かぶ街を作りたい」
「迷路のようなステージにしたい」
「好きなキャラクターが活躍するゲームを作りたい」
ゲーム制作には、一つだけの正解はありません。
自分の頭の中にあるイメージを、色、形、動き、音などを使って表現できます。
作品にその子らしさが表れるため、好きなものや得意なことに気づく機会にもなります。
2.順番に考える
ゲームを完成させるためには、作業を順番に整理する必要があります。
ステージを作る。ゴールを置く。キャラクターの動きを設定する。実際に遊んで確認する。
作りたいものを小さな工程に分け、一つずつ進めていきます。
「最初に何をするか」「次に何が必要か」を考える経験は、物事を順序立てて進める練習になります。
3.試して、直して、もっと面白くする
作ったゲームを動かしてみると、予想とは違う結果になることがあります。
そんなときは、設定を確認し、別の方法を試しながら修正します。
「ジャンプ台をもう少し近くしよう」
「ここに目印があったほうが分かりやすい」
「この仕組みを加えたら、もっと面白くなりそう」
自分で遊びながら改善できるため、試行錯誤そのものを楽しみやすい活動です。
思いどおりにならなかったところを自分で見つけ、工夫して動かせたときの「できた」は、次の挑戦につながります。
4.自分の作品を伝える
完成したゲームは、ほかの人に遊んでもらうことができます。
遊んだ人の反応を見ることで、自分では気づかなかった改善点や、作品の良さを知ることがあります。
「ここを見てほしい」
「この仕組みを工夫した」
「次はこんな機能を追加したい」
作品について説明することは、自分の考えを整理して、人に伝える経験にもなります。
5.友だちと一緒に作る
ゲーム制作は、一人でも複数人でも取り組めます。
ステージを作る人、仕組みを考える人、プログラムを担当する人など、それぞれの得意なことを生かして役割を分けることもできます。
自分とは違うアイデアに触れ、相談しながら一つの作品を完成させる経験は、ものづくりの楽しさをさらに広げてくれます。
好きなことだから、もっと知りたくなる
ゲームが好きなお子さまは、ゲームのルールや仕組みをよく観察しています。
作る側になると、普段遊んでいるゲームについても、
「なぜここで敵が出てくるのだろう」
「どうして、このステージは面白いのだろう」
「この動きはどうやって作っているのだろう」
と、仕組みに目が向くようになります。
「もっと知りたい」「自分でも試したい」という気持ちが、調べる、質問する、考える、作り直すといった行動へつながります。
Robloxを活用した学習に関する研究でも、プログラミングやSTEM教育、協働的な学習への活用可能性が報告されています。
一人ひとりのペースで始められる
ゲーム制作に必要な経験や興味は、お子さまによって異なります。
最初からプログラムを書くことに挑戦したい子もいれば、建物を作ったり、好きなパーツを配置したりすることから楽しめる子もいます。
カラフルでは、同じ作品を同じ速さで作ることよりも、その子が何に興味を持ち、どのような方法なら取り組みやすいかを大切にしています。
最初の目標は、小さくても構いません。
- パソコンを操作する
- 好きなパーツを選ぶ
- ステージを一つ作る
- キャラクターを動かす
- 自分の作品を保存する
- 完成した作品を先生や友だちに見せる
一つずつ「できた」を増やしながら、本人の興味に合わせて制作の幅を広げていきます。
子どもが利用するために確認したいこと
Robloxはオンラインサービスのため、ご家庭で利用する場合は、保護者向け設定も確認しておきましょう。
Robloxには、利用できるコンテンツ、チャット、利用時間、課金などを管理する保護者向け機能があります。
- 本名、学校名、住所などの個人情報を入力しない
- チャットや公開範囲を確認する
- 課金と利用時間のルールを決める
など、家庭内のルールと公式の保護者向け設定を組み合わせることで、安心して制作に取り組みやすくなります。
Robloxから始まる、新しい「好き」と「できた」
Roblox Studioの魅力は、子どもにとって身近なゲームを、自分の手で作れることです。
自分で考えたものが画面上で動く。思いどおりにならなかったところを直す。完成した作品を誰かに遊んでもらう。
こうした制作の過程には、子どもが自分の力に気づく瞬間がたくさんあります。
カラフルでは、ゲーム制作を通して、自分で選ぶ、試す、工夫する、完成させる、伝える経験を重ねていきます。
その中で見つけた「好き」と小さな「できた」を、自信と将来の選択肢につなげます。
浦安でRobloxやゲーム制作、プログラミングに取り組める環境をお探しの方は、カラフル ゲームデザインラボの支援内容をご覧ください。
参考資料
- Han, J., Liu, G., & Gao, Y.(2023)「Learners in the Metaverse: A Systematic Review on the Use of Roblox in Learning」
https://doi.org/10.3390/educsci13030296 - Roblox Creator Hub「Intro to coding and game design」
https://create.roblox.com/docs/education/lesson-plans/intro-to-game-and-coding - Roblox Creator Hub「Luau」
https://create.roblox.com/docs/luau - Roblox Support「Parental Controls Overview」
https://en.help.roblox.com/hc/en-us/articles/30428310121620-Parental-Controls-Overview
※Robloxの仕様や保護者向け設定は変更される場合があります。最新情報はRoblox公式サイトでご確認ください。
