LEGO Educationで広がる、組み立て・プログラミング・ものづくりの学び

公開日:2023年10月8日
更新日:2026年8月17日
自分の手で組み立てた作品が、プログラムどおりに動き始める。
LEGO Educationを使った活動では、ブロックを組み立てる楽しさと、プログラミングやものづくりの学びを一緒に体験できます。
画面の中だけで完結せず、考えたことが実際の動きとして目の前に現れることが大きな特徴です。子どもの「作ってみたい」「動かしてみたい」という気持ちを、考える、試す、工夫する活動へ広げられます。
LEGO Educationとは
LEGO Educationは、レゴブロックを使った組み立てと、モーターやセンサー、プログラミングなどを組み合わせて学べる教材です。
ブロックで車や動物、機械などを作り、プログラムを使って動かします。距離や傾きなどを感知するセンサーを組み合わせることで、「近づいたら動く」「傾けたら音が鳴る」といった仕組みも作れます。
完成した見本を再現する活動だけでなく、子どもが自由に形や動きを考え、オリジナル作品へ発展させることもできます。
手で触れて、動きを確かめながら学べる
パソコン画面の中だけでプログラムを動かす場合、処理の結果が分かりにくいことがあります。LEGO Educationでは、入力したプログラムによって、組み立てた作品が実際に回る、進む、止まるため、結果を目で見て確かめられます。
「もっと速く動かしたい」「曲がる方向を変えたい」「障害物の前で止まるようにしたい」と、目の前の動きを見ながら次の工夫を考えられることが、体験型教材の魅力です。
LEGO Educationで経験できる5つのこと
1.思い描いたものを形にする
どのブロックを使うか、どのような形にするか、モーターをどこに付けるか。子どもが自分で選びながら作品を組み立てます。
最初は見本どおりに作り、慣れてきたら色や形を変えたり、新しい機能を加えたりできます。頭の中にあるアイデアが少しずつ形になっていくため、ものづくりの達成感を味わえます。
2.仕組みを考える
作品を動かすためには、ブロックをつなげるだけでなく、力がどこに伝わるのかを考える必要があります。
歯車の大きさを変えると、動く速さはどう変わるのか。タイヤを付ける位置によって、走り方はどう変わるのか。実際に組み立てて動かすことで、形と動きの関係に気づけます。
「なぜ動いたのか」「どうすればもっと良くなるのか」を考える経験が、ものの仕組みへの興味につながります。
3.プログラミングの考え方に触れる
作品を思いどおりに動かすには、命令をどのような順番で並べるかを考えます。
モーターを動かす。一定時間待つ。反対方向へ回す。センサーが反応したら止める。このような動きを組み合わせながら、目的の動きを作っていきます。
プログラムを入力するとすぐに作品が動くため、命令と結果の関係を理解しやすく、初めてプログラミングに触れるお子さまにも取り組みやすい活動です。
4.試して、直して、完成へ近づける
組み立てた作品が倒れたり、タイヤが空回りしたり、思った方向へ進まなかったりすることがあります。
そんなときは、ブロックの位置を変える、形を補強する、プログラムの順番を見直すなど、別の方法を試します。目の前にある作品を実際に動かしながら修正できるため、試行錯誤の結果が分かりやすいことも特徴です。
工夫したことで作品が思いどおりに動いた瞬間は、「自分で直せた」という実感につながります。
5.作品について伝える
完成した作品には、子どもが選んだ形や色、考えた仕組み、試した方法が詰まっています。
「ここを工夫した」「この動きがお気に入り」「最初はうまく動かなかったけれど、こう直した」と作品について話すことで、自分の考えや制作の過程を振り返れます。
作品という目に見えるものがあるため、言葉だけで説明するよりも、自分の考えを伝えやすくなります。
一人ひとりの得意な方法で参加できる
LEGO Educationを使った活動には、組み立てる、パーツを探す、動きを考える、プログラムを作る、作品を試すなど、さまざまな工程があります。
細かい組み立てが好きな子、動きの仕組みに興味を持つ子、オリジナル作品を考えることが好きな子など、それぞれの得意な方法で参加できます。
最初からすべてを一人で行う必要はありません。取り組みやすい工程から始め、スタッフと一緒に一つずつ「できた」を増やしながら、活動の幅を広げていきます。
「できた」が目に見えるものづくり
ものづくりでは、自分が考え、手を動かした結果が、作品として残ります。
一つの部品を正しい場所に付けられた。モーターを動かせた。失敗したところを直せた。最後まで作品を完成させられた。
こうした小さな達成を自分の目で確認できることが、「自分にも作れた」「次はもっと工夫してみたい」という気持ちにつながります。
完成度だけではなく、途中で試したことや、自分で考えた工夫にも目を向けることで、制作の過程そのものが成功体験になります。
デジタルとリアルをつなぐ制作体験

LEGO Educationは、手を使って組み立てる活動と、パソコンやタブレットを使ったプログラミングをつなぐ教材です。
デジタルの命令が、現実の作品を動かす。この体験によって、プログラミングが画面上の記号ではなく、「自分の考えた動きを実現するための手段」になります。
レゴブロックから始まった興味が、ロボット、ゲーム制作、プログラミング、デザインなど、新しい分野への関心につながることもあります。
カラフルでは、LEGO Educationをはじめ、ゲーム制作やデジタル創作など、さまざまなものづくりに触れられる環境を用意しています。
浦安でゲーム制作やプログラミングに取り組める環境については、カラフル ゲームデザインラボでもご紹介しています。
好きなことから、将来の選択肢を広げる
カラフルが大切にしているのは、教材を使いこなすことだけではありません。
子どもの「作ってみたい」を入り口に、自分で選ぶ、考える、試す、工夫する、完成させる、伝える経験を重ねていくことです。
さまざまなものづくりに触れる中で、自分の好きなことや得意なことに気づく。その気づきを、自信と将来の選択肢につなげていきます。
浦安で、ものづくりやプログラミングに夢中になれる環境をお探しの方は、カラフル ゲームデザインラボの支援内容をご覧ください。
教材について
本記事で以前紹介していた「LEGO Education WeDo 2.0」は、現在、メーカーの販売が終了している製品です。既存教材向けの組み立て説明書やサポート情報は、LEGO Education公式サイトの「Retired Products Support」で公開されています。
参考資料
LEGO Education「Retired Products Support」
https://education.lego.com/en-us/product-resources/retired-products/wedo/getting-started/
Ching, Y.-H. & Hsu, Y.-C.「Educational Robotics for Developing Computational Thinking in Young Learners: A Systematic Review」
https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC10078047/
LEGO Education「WeDo 2.0 Support」
https://education.lego.com/en-us/product-resources/wedo-2/downloads/building-instructions/
